新宿 睡眠・呼吸器内科クリニック

認定医療機関

日本睡眠学会

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禁煙外来について

禁煙外来とは

● ニコチン依存症の診断

まず「ニコチン依存症」かどうかを判定するために10項目の質問に答えて頂きます。
(TDS = Tobacco Dependence Screener)

たばこが止められない理由は、たばこの煙に含まれる"ニコチン"が麻薬にも劣らない強い依存性をもつためです。そのため、喫煙習慣は「ニコチン依存症」という治療が必要な病気と理解されています。

● 禁煙プログラム

禁煙の薬には、ニコチンを含まない飲み薬とニコチンパッチ(皮膚に貼る薬)、ニコチンガムがあります。

それぞれ長所・短所がありますが、ここではニコチンを含まない飲み薬のプログラムについて簡単に説明します。

この治療法の長所は治療開始後1週間の間は喫煙できるという点です。逆にその1週間にたばこを吸うと"おいしくなくなった"ことを実感できます。この治療は健康保険で受けることが出来ますが定期的な診察が必要です。

保険適用条件

禁煙治療に健康保険等を適用するためには、下記の条件を満たしていることが必要です。

(1) 健康保険等が適用される「禁煙治療を受けるための要件」として、以下の4つを満たしていること。

1:ニコチン依存症を診断するテストで5点以上。

ニコチン依存症テスト
「はい 1点」「いいえ 0点」合計5点以上でニコチン依存症と診断されます
Q1 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。  
Q2 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。  
Q3 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。  
Q4 禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。
  • イライラ
  • 神経質
  • 落ち着かない
  • 集中しにくい
  • ゆううつ
  • 頭痛
  • 眠気
  • 胃のむかつき
  • 脈が遅い
  • 手のふるえ
  • 食欲または体重増加
 
Q5 上の症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。  
Q6 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。  
Q7 タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。  
Q8 タバコのために自分に精神的問題※が起きていると分かっていても、吸うことがありましたか。  
Q9 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。  
Q10 タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。  
「はい」の数
(※)禁煙や本数を減らした時に出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現している状態

2:『1日の平均喫煙本数』 × 『これまでの喫煙年数』 = 200以上(35歳以上の方)

 ×  = 

3:直ちに禁煙を始めたいと思っている

4:禁煙治療をうけることに文書で同意している(問診票への記入)

(2) 前回の禁煙治療初診日から1年経過している

過去に禁煙治療を健康保険等で受けたことがある場合、前回の治療の初回診察日から1年経過しないうちは、保険適用とはなりません。

(3) 健康保険等で禁煙治療が受けられる医療機関での受診

当クリニックで健康保険等で禁煙治療が可能です。