新宿 睡眠・呼吸器内科クリニック

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一般内科について

内科全般にわたる初期治療とその管理
かぜやインフルエンザなどはもちろん、高血圧、高脂血症、糖尿病、痛風などの生活習慣病やメタボリックシンドロームの診断・治療管理を行っています。
特に、生活習慣病は症状が無くても病状は進行していきますので、早目の治療が必要となります。

高血圧症

● 高血圧症とは

何らかの原因で血圧が基準値より高くなった状態(最高血圧140mmHg以上、または最低血圧が90mmHg以上)をいいます。ほとんどの場合、自覚症状はありませんが、頭痛や肩凝り、めまいなどがおこることもあります。高血圧が続くと、全身の血管で動脈硬化が進み、突然、脳卒中や心臓発作を起こすこともあるため、「サイレントキラー」と呼ばれるほどです。

注:世界保健機関(WHO)、日本高血圧学会などの診断基準を用います。

● 原因

高血圧の9割は原因が明らかでない本態性高血圧です。

● 治療

生活習慣の是正を基本に、リスクの度合いによって薬物療法が加わります。食事や嗜好品を中心に生活習慣を整えることは重要です。

※食塩と血圧

食塩と血圧には関係があるという結果が出ています。減塩には「動脈の柔軟性を高める」、「腎臓の機能を守る」、「血圧の薬の作用を高める」などの利点が報告されています。

脂質異常症(高脂血症)

● 脂質異常症とは

血液中の中性脂肪(トリグリセライド)やLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が基準値より高い、またはHDLコレステロール(善玉コレステロール)が基準値より低い状態のことをいいます。

注:日本動脈硬化学会の診断基準を用います。

● 原因

さまざまな遺伝的要素や体質、食習慣、運動不足、肥満などが背景にあることが多いようです。

● 放っておくと

とくに、LDLコレステロール値が高いと、動脈硬化が進み、脳梗塞、心筋梗塞など血管系の病気が起きやすくなり、中性脂肪値が高いと急性膵炎を起こすこともあります。

● 治療

動脈硬化を進めないようにすることが重要です。食事や運動を含んだ生活習慣の改善を行い、動脈硬化による病気を起こすリスクが高いときには薬物療法が追加されます。

痛風・高尿酸血症

● 高尿酸血症とは

血液中に“細胞の老廃物”である尿酸が多くなった状態をいいます。尿酸塩(尿酸の結晶)が関節などにたまると、足の親指の付け根に激痛が走る痛風発作が起きます。尿酸値の高い痛風予備軍は、約500万人ともいわれています。痛風の背景には、持続する高尿酸血症があることから、高尿酸血症は一般的に血清尿酸値>7.0mg/dlとされています。

● 原因

尿酸は、食品のなかに含まれるプリン体という物質からつくられます。血液中に尿酸が増える原因は、①尿酸が体内で多く産生される、②尿酸の排泄が悪い、③ ①と②の両方、が考えられています。
なお、女性はホルモンの作用で尿酸がたまりにくく、圧倒的に男性に多いのが特徴です。

● 放っておくと

尿酸値が高い人は、痛風だけでなくさまざまな病気を合併します。
例えば、尿の中に尿酸が多いと激痛を伴う「尿管結石」が起こりやすくなります。
また、動脈硬化を進め、脳梗塞や心筋梗塞なども起こりやすくなります。

● 治療

薬物でのコントロールが中心となりますが、生活習慣の是正が必要です。

糖尿病

● 糖尿病とは

現在、日本人の40歳以上の3人に1人以上が糖尿病(糖尿病予備軍)と推測されています。初期の段階ではほとんど無症状のため、血液検査をして初めて糖尿病と診断されることが多いのです。

● 原因

すい臓から分泌される血糖を下げる働きを持つ「インスリン」というホルモンの不足や、その作用不足で血液中の糖の濃度が高くなった状態(高血糖)が続く病気です。

● 放っておくと

糖尿病の進行により、3つの大きな合併症(網膜症・腎症・神経障害)が知られており、網膜症による失明や、腎不全、心筋梗塞や脳卒中など、生活の質(QOL)を低下させる病気にまで進展することがあるので注意が必要です。

● 治療

糖尿病初期の段階では、食事療法と運動療法が主になります。初期の段階であれば、血糖が改善することも少なくありません。しかし、進行すると薬物療法が必要となります。血糖値を改善させて合併症を防ぎ、健康な人と変わらない活動的な毎日を続けられるように治療を継続しましょう。